オリックス 6回でリクエストの権利失う 白井審判員の判定で2度要求もともに失敗

 1回、二盗を決める高部(左)。白井審判員(左)はセーフと判定(撮影・石井剣太郎)
 6回、リクエストされ、検証中に大型ビジョンに映し出される映像を食い入るように見つめる佐々木朗(撮影・石井剣太郎)
 6回、マウンドに集まるロッテナインに声を掛ける白井二塁塁審(撮影・坂部計介)
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 「オリックス-ロッテ」(13日、京セラドーム大阪)

 オリックスが二塁塁審・白井一行審判員の判定で2度、リクエストを要求したが、いずれも失敗。六回の時点で権利を失った。

 まずは初回の守り、無死一塁。2番・中村への4球目に一走・高部がスタートを切った。ヘッドスライディングで二塁へ滑り込み、一瞬手が離れたが、判定はセーフ。すぐさま、遊撃・紅林がオリックスベンチへリクエストを要求した。だが、判定通り、セーフだった。

 2度目は六回の攻撃。1死一塁から紅林が遊ゴロ。6-4-3と渡ったプレーは一塁はセーフとなったが、二塁も微妙なタイミングでアウトとなり、中嶋監督がリクエストした。リプレー検証の結果、判定通りアウト。この時点でリクエストの権利を失い、中嶋監督は思わず天を仰いだ。

 この日のロッテ・先発は佐々木朗。4月24日の同カードでは、判定に不服そうな表情を見せた右腕に、白井球審が詰め寄る場面があった。佐々木朗と白井審判員は、同戦以来の顔合わせとなっている。

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