大阪桐蔭「思い背負って戦う」 主将・星子「まさか」辞退の広島商へエールと決意

 「選抜高校野球・2回戦」(26日、甲子園球場)

 大会8日目は今大会2度目の雨天順延となった。これにより準決勝翌日に設定されていた休養日が消滅。準決勝が30日、決勝が31日と連戦になることが決まった。この日、試合予定だった各校と25日に不戦勝が決まった大阪桐蔭は、甲子園室内で練習を行った。

 志半ばのライバルの思いも背負って甲子園に立つ。新型コロナウイルスの陽性者が確認され、出場を辞退した広島商と対戦予定だった大阪桐蔭は、甲子園室内で約2時間、汗を流した。

 25日の練習後に辞退の一報を聞いたナイン。主将の星子天真内野手(3年)は「まさか、と。思ってもみないことだった」と、その時の心境を語る。部員に動揺も見られたが、西谷浩一監督(52)の「ウチとして何ができるだろう」との問いかけに、気持ちを切り替えたという。

 「自分たちはまだ試合ができる。広島商業さんの分まで、思いを背負って自分たちは戦うぞ、と伝えたい」と広島商へのエールとともに決意を語った星子。次戦、27日の準々決勝で対戦する相手は未定だが、やることは変わらない。「しぶとく戦っていくしかない。耐えて耐えて勝ちたい」。試合ができる喜びを胸に、春の頂点を目指す。

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