聖光学院・伊藤遥喜 異例のフェースガード着用で強行出場 3月に「前頭骨骨折」

 フェースガードをつけてプレーする聖光学院・伊藤遥喜(撮影・伊藤笙子)
 二松学舎大付に大勝した聖光学院ナイン(撮影・伊藤笙子)
 1回、ライトへ先制適時打を放つ聖光学院・山浅龍之介(撮影・伊藤笙子)
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 「選抜高校野球・1回戦、聖光学院9-3二松学舎大付」(20日、甲子園球場)

 4年ぶりの出場となった聖光学院が、10安打9得点の猛攻で二松学舎大付を下した。

 8番・一塁で出場した伊藤遥喜内野手は、守備に就く際に透明のフェースガードを付けて出場。実は、大阪に移動して今月11日に、練習試合で頭部に死球を受けた。医師の診断は「前頭骨の骨折」。伊藤も「甲子園という舞台には出られないかなという気持ちもあった」と告白した。

 この時点の診断で、全治は「1カ月~2カ月」だった。一度は諦めかけた出場だが、ケガを受けて高野連も迅速に対応。フェースガードの着用で出場を認める判断を下した。

 伊藤は初回、押し出し四球を選ぶと、三回には右翼越え二塁打でチャンスメークした。六回には送りバントを決めるなど、きっちりと仕事をこなして勝利に貢献。「高野連の方にも模索していただいた。そういう配慮がなければ立てなかったので、自分もしっかりバットで結果を残したかった。率直にうれしかったです」と、恩返しの活躍を見せた。

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