巨人・坂本 主役譲りま宣言!同い年の体操・内村引退に自ら重ねるも16年目の誓い

 巨人・坂本勇人内野手(33)が12日、沖縄県内で行っている自主トレを公開し、オンラインでの取材に応じた。11日には同い年の体操・内村航平が現役引退を発表。「自分もあと何年できるかな」と思いを巡らせる中「1年でも長くやりたい」と決意し、3年ぶりの全試合出場を今季最大の目標に掲げた。

 面識もなければ、競技も違う。それでも同学年の引退には考えさせられるものがあった。「体操の世界を引っ張ってきた人なので、相当悩んで辞めたのかなと思う。自分もふとあと何年できるかなと考えることも、もちろんある」。坂本も主将としてチームをけん引する中で、内村と自らを重ね合わせた。

 プロ16年目を迎え、野球界の中でもベテランと言われる域に差し掛かる。昨季は右手親指の骨折で離脱し、117試合の出場にとどまった。夏場には侍ジャパンの一員として東京五輪も経験するなど、心身ともにタフなシーズンとなり「去年の後半、体がいい状態で動かないと感じる部分があった」と明かす。

 だからこそ今回の自主トレでは「体幹強化」に重点を置いている。連日約1時間、トレーナー考案のメニューをこなし「体幹自体が強くなってきているなと感じている。今のところケガなくできているので順調」と手応えを口にした。若手の台頭にも「遠く及ばないなと思わせられるように練習もする。(自分が)全試合出るのがチームにとってベスト」と定位置を明け渡す気などさらさらない。

 少し気が早いかもしれないが「必要とされているのであれば、断る理由はない。日本代表への思いは変わらない」と2023年の第5回WBC出場にも意欲を見せた背番号6。今後も長く球界の“主役”として君臨し続けるため-。先の先まで見据えてシーズンを戦い抜ける体を作り上げていく。

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