新庄監督が明かす裏話 敬遠球サヨナラは「5球だけ練習していた」サインも決めていた

 日本ハム監督の新庄剛志監督ビッグボスが12日、日本テレビ系「誰も知らない明石家さんま」に出演。敬遠球をサヨナラ打とした伝説のシーンの裏話を語った。

 1999年6月12日の阪神-巨人戦(甲子園)。4-4で迎えた延長十二回裏、1死一、三塁。新庄を迎えて巨人ベンチは敬遠を選択した。だが、槙原投手が投じた2球目を左前にサヨナラ打とした。

 新庄監督は「練習通り。5球だけ練習していた」と想定していたことを明かした。

 「3日前に練習している時に、野村監督がボーッと見ていたんです『何しとんのや、あいつ、あのアホウ』。」と野村氏の声色を混ぜながら説明。

 「で、柏原コーチに『僕、敬遠の球を打ちたいんで、サイン決めときましょう』と。(柏原コーチは)『じゃあ、帽子一回取るわ』って」と事前のやり取りを披露した。

 実際に敬遠の場面を迎えると、「柏原コーチは、ちょっと待てと。野村監督に聞きに行くと」。「で、『あのバカが打ちたいらしいです』。そうしたら野村監督が少し考えて『アイツ、練習しとったな。いけ』と。柏原さんがこんなんやって」と何度も帽子をとる仕草を繰り返し笑いを誘った。

 2球の甘く外した外角のボール球を狙い打った新庄の打球はしぶとく三遊間を抜く左前打。チームを勝利に導き、一塁ベース上で万歳する姿があった。奇想天外に思われたプレー。実は事前にしっかりと準備された、想定内のものだった。

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