巨人が球団史上初めて女子野球チームを立ち上げることが６日、分かった。２３年から関東女子硬式野球リーグ「ヴィーナスリーグ」に参戦する予定だ。

　１期生は来年３月卒業見込みの４選手。その１人が、今夏に初めて甲子園球場で決勝が行われた「全国高校女子硬式野球選手権大会」で優勝した神戸弘陵高のエース・島野愛友利投手（３年）。至学館高の吉安清投手（３年）や、野手では平成国際大・金満梨々那捕手（４年）、大体大・山下陽夏選手（４年）と女子野球界の逸材をそろえた。さらに来年にトライアウトも実施して、メンバーを集める。

　１２球団では西武が昨年から「西武ライオンズ・レディース」を発足させ、阪神も今年から「阪神タイガースＷｏｍｅｎ」が始動している。巨人も女子野球の発展などを目指して活動を開始。首脳陣などの詳細は今後決めるとみられるが、今季限りで投手チーフコーチを退任した宮本和知球団社長付きアドバイザーがサポートする。