函館大有斗OB佐藤義則氏9球斬り さすがの制球「あのくらいなら」
「マスターズ甲子園、大津OB11-4函館大有斗OB」(5日、甲子園球場)
デイリースポーツ評論家の佐藤義則氏(67)が函館大有斗OBとして「1番・投手」で先発。1回をわずか9球で三者凡退に斬る好投を披露した。
立ち上がりからストライク先行で先頭を二ゴロに打ち取ると、続く打者は3球で空振り三振に。最後も遊ゴロに仕留め、「ストライクが入ってよかった。あのくらいならもっと投げられましたよ」と、阪急(オリックス)で通算165勝を挙げた実力を見せた。
今大会の名誉会長である故・星野仙一氏とは阪神、楽天時代に監督とコーチの間柄だった。「(見てくれていたら)褒めてくれると思う。『まだ投げられるな』と言ってくれたかも」と懐かしみ、充実の表情を浮かべた。