ヤクルトの山田哲人内野手（２９）が５日、来季も主将を務めることを明かした。高津監督からの要請に「僕も喜んで、引き続き先頭に立って、野球がしたい」と表情を引き締めた。

　この日行われた「ファン感謝ＤＡＹ２０２１」では、笑顔で日本一を報告。ソフトボール日本代表選手と対決のコーナーでは、同僚の村上と一緒に、後藤と１打席だけの対戦を行った。結果は遊ゴロ。「速く感じました。捉えたと思ったんですけど、（直球が少し）落ちている分、ゴロになってしまった」と悔しげだった。

　現在は来季に向けて治療など、体のメンテナンスに時間を費やしている。前回、１５年にリーグ制覇を果たした翌年は５位に沈んだ。「その次の年は全然ダメだったので、こうやって日本一になって、来年２０２２年も同じようにいい成績を残したい」と山田。チームを２０年ぶりの日本一へ導いた主将が、連覇への扉を開く。