広島ドラ6・末包が決勝弾!大阪ガスが好発進 都市対抗野球
「都市対抗野球・1回戦、大阪ガス4-0伏木海陸運送」(2日、東京ドーム)
優勝候補の一角である大阪ガスが伏木海陸運送に快勝し、2回戦進出を決めた。
投打が完璧にかみ合った。0-0で迎えた四回1死から、広島にドラフト6位指名された末包昇大外野手(25)が初球の直球をフルスイング。低い弾道でバックスクリーンへ先制アーチを放った。
投げては、来秋ドラフト候補に挙がる最速151キロ右腕・河野佳投手(20)が先発し、9回をわずか4安打で自身都市対抗初完封&今大会完封一番乗りをマーク。「調子はあんまり良くなくてストレートも浮いていたんですが、要所要所で失投なく投げられたことが完投につながった」と鳥飼捕手の二盗阻止にも助けられながら、二塁すら踏ませない完璧な投球を披露した。来秋はドラフト解禁年となるが「まだ1年あるので、そこは考えずに一つ一つ目標をつぶして最後そこにいけたら」と意気込んだ。
今年1月から就任し、今大会が初の都市対抗となった前田孝介監督は「エース同士の投げ合いになると思っていたので、末包のホームランで勢いがついた。河野もしっかりとゲームを作ってくれて、まさか完封するとは思っていませんでしたが素晴らしいピッチングでした」と仕事を果たした主力を称えた。