ヤクルト・高津監督、史上初バースデーVだ 25日に53歳「勝ちたいですね」

 「日本シリーズ・第4戦、ヤクルト2-1オリックス」(24日、東京ドーム)

 ヤクルトが連日の接戦を勝ちきり、ついに悲願の20年ぶり日本一に王手をかけた。高津監督は「毎日接戦で、ちょっと疲れるんですけど」と思わず苦笑い。それでも「相手に1点を与えない、何とか1点を奪うゲームができている」とチームの戦いに対する手応えを口にした。

 シーズン中から実践してきた全員野球。この試合でも、それが表れた。同点の六回無死一塁。村上の一直で一走・山田が戻れず併殺に。だが2死無走者から四球と安打でつなぎ、2死一、二塁からオスナの決勝の中前適時打が生まれた。

 「ただ一生懸命に点を取りに行く。ただ一生懸命に1点を防ぎに行く。みんなそういう気持ちで戦っている」と高津監督。その中で指揮官が賛辞を贈るのが、司令塔・中村だ。

 ここまで全4試合が2点差以内は11年以来、10年ぶり。粘りが際立つ投手陣をけん引する中村を、指揮官も「非常によく(相手を)予習をして、ウチの投手と照らし合わせてサインを出している。その結果、いいロースコアの試合ができている」と称賛した。

 第5戦が行われる25日は、高津監督の53回目の誕生日。「勝ちたいですね。勝つのみだと思う」。シリーズ史上初のバースデーVへ-。メモリアルな日が幾重もの喜びであふれるために、自分たちの野球を最後まで貫く。やるべきことは、ただそれだけだ。

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