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ヤクルト、サンタナ弾で連勝 オリ勝ち越し直後に即やり返した V確率は75%

 「日本シリーズ・第3戦、ヤクルト5-4オリックス」(23日、東京ドーム)

 ヤクルトが逆転勝ちで連勝を飾り、通算2勝1敗とした。ドミンゴ・サンタナ外野手(29)が1点を追う七回、右中間に逆転の1号2ラン。オリックスは早めの継投策を選択したが、裏目に出る結果となった。

 死闘を一振りで終わらせたサンタナが、歓喜に揺れるスタンドを見つめた。はにかみながら浸った勝利の余韻。「マダ、オワッテイナ~イ」。駆け抜けよう、日本一まで-。燕党に力強く宣言した。

 意地と気迫がぶつかり合った、3時間45分の戦い。苦しみ続けてきた助っ人が、これまでの鬱憤(うっぷん)を一振りで晴らした。1点を勝ち越された直後の七回だ。まずは先頭の青木が右前打でクリーンアップへつなぐ最高のお膳立て。だが、2死となった。

 この場面で、日本シリーズでここまで無安打のサンタナが打席へ。2ボールからの3球目、131キロのスライダーを強振。はじき返した白球は右中間席まで届いた。待望の日本シリーズ初安打が、第1号逆転弾。「自分自身も1本出ていなかったので、最高の場面で打つことができた」と笑顔が光った。

 泥だらけのユニホームが誇らしかった。1点を追う五回2死満塁。中村の2点中前適時打の際に、一走だったサンタナは懸命の走塁を披露。二走・村上のために、挟殺プレーを狙って自身は三塁へ。攻めの姿勢が相手の悪送球を誘い、ヘッドスライディングで本塁に滑り込んだ。

 結束力が最大の強さだ。今季からチームに新加入。すぐに仲間を愛し、日本を好きになった。「アリガトウゴザイマス」の言葉が大のお気に入り。6月には浅草を訪れ、「歴史を感じたし、行ったときにとてもいい写真が撮れました」。大好きな場所になった。

 ダイヤモンドを一周しながら、ベンチを見つめると、喜びに満ちた仲間がいた。高津監督も拳を突き上げ、ベンチを飛び出していた。「ここまで苦労して、ここにいる。みんな心から喜んでくれた」。最高の友と追いかける夢。日本一まで、あと2勝だ。

 ◆V確率75% 日本シリーズで引き分けがあるケースも含めて、2勝1敗となったのは、2018年以来3年ぶり52度目。過去51度のうち2勝1敗のチームが日本一は38度で優勝確率は75%。1勝1敗から先に2勝目を手にしたチームは過去33度のうち26度日本一で、優勝確率は79%まで上がる。

 ヤクルトが2勝1敗となったのは4度目。1993・97・2001年の過去3度はいずれも日本一になっている。

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