岡田彰布氏 救援陣がカギを握るシリーズになる

 「日本シリーズ・第1戦、オリックス4-3ヤクルト」(20日、京セラドーム大阪)

 オリックスにとっては非常に大きな1勝になったと思う。八回終了時点で敗色濃厚だったが、ヤクルトの守護神・マクガフを攻略して一気に試合をひっくり返した。ただこの1勝でシリーズの流れが固まるかと言われれば、そうではない。

 初戦を見る限り、今年の日本シリーズは救援陣の勝負になる。オリックスは25年ぶり、ヤクルトは6年ぶりだが、両軍の先発投手陣はほぼ短期決戦を経験していない。

 この状況から考えると、完投を求めるのは難しい。ペース配分をするのではなく、立ち上がりから飛ばして試合を作るということが優先になるからだ。

 オリックスも平野は登板しなかったが、同点の七回から登板した吉田凌、八回からマウンドに上がったヒギンスに圧倒的な力は感じなかった。空振りを奪えるストレートがなく、その割に大胆だなという印象を受けた。

 ヤクルトもマクガフが打たれてしまったことで、勝ちパターンを崩されての敗戦。仮に山本を攻略してそのまま勝っていれば非常に有利だと感じていたが、サヨナラ負けで分からなくなった。非常にカラーが似た両チームであり、第2戦以降、面白い戦いが期待できると思う。その中で、リリーフ陣がカギを握る短期決戦になりそうだ。

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