オリックス 25年ぶり優勝!由伸、吉田正に“中嶋チルドレン”躍動 前年最下位から快挙!

 歓喜のナインの手で胴上げされる中嶋監督(撮影・坂部計介)
 自撮りをする山本(中央右)らオリックス投手陣(撮影・坂部計介)
 歓喜のナインの手で胴上げされる宮内オーナー(撮影・坂部計介)
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 オリックスが27日、25年ぶり13度目(前身の阪急時代を含む)のリーグ優勝を決めた。2位ロッテが同日の楽天戦(楽天生命パーク宮城)で敗れ、オリックスの勝率を上回ることができなくなった。

 優勝が決まった瞬間、京セラドームに待機していた選手たちはグラウンドで歓喜。無観客のグラウンドで、マウンド付近で中嶋監督を胴上げし、3度宙を舞った。

 オリックスは昨季リーグ最下位からの下克上V。投は山本、打は吉田正を中心に頂点まで駆け上がった。山本は球団新となる15連勝を飾るなど、18勝を挙げ敵を寄せつけず。吉田正はリーグ断トツの打率・339をマークし、打線をけん引した。

 ふたりの大黒柱や安達、T-岡田、平野佳ら経験豊富な選手に引っ張られ、“中嶋チルドレン”も躍動した。15年度ドラフト10位の杉本は32本塁打を放つなど大ブレーク。福田、宗、富山らも優勝に欠かせない戦力となった。

 中嶋監督は前年途中まで2軍監督として見てきた選手に加え、投手では宮城、打者では紅林の高卒2年目コンビも抜てき。宮城は13勝、紅林は遊撃手で10本塁打をマークするなど期待に応えた。シーズン終盤には吉田正が故障離脱しても崩れない、チーム力が備わっていた。

 最終戦を終え、「本当にいい戦いができた」と充実の笑みを浮かべていた中嶋監督。育成しながら勝つという難題をクリアし、快挙を成し遂げた。

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