巨人の亀井の引退セレモニーが23日、東京ドームでのヤクルト戦後に行われた。チーム一筋の17年間を振り返り「けが、不振で地獄も味わった。折れそうな心をつなぎとめてくれたのは、ファンの皆さんの温かい拍手だった」とあいさつ。家族への感謝を述べると顔を手で覆い号泣した。
試合では6-1の五回1死満塁から代打で出場。昨季まで同僚だった田口と対戦し、三ゴロだった。そのまま右翼の守備位置に就き、六回が始まる直前に原監督から交代を告げられ、慣れ親しんだ位置から場内に頭を下げベンチに引き揚げた。
セレモニーでは、後輩たちが本塁で輪をつくり待ち構える演出もあった。