広陵・森山「気持ち強く」6回1安打0封 次戦は下関国際 中井監督「当たって砕けろ」

 「秋季高校野球中国大会・1回戦、広陵6-0倉吉総合産」(22日、西京きずなスタジアム)

 中国大会が開幕し、1回戦4試合が行われた。3年ぶりに来春センバツ出場を狙う広陵(広島3位)は倉吉総合産(鳥取2位)を6-0で下した。先発した森山陽一朗投手(2年)が6回1安打無失点と好投した。24日の準々決勝では今春のセンバツに出場した下関国際(山口1位)と対戦する。

 小雨が降りしきる悪条件の中でも全く動じなかった。森山は6回1安打、無四球無失点と好投。チームの勝利に貢献し、「リズム良く、初回から投げることができました」と笑顔がはじけた。

 初回と二回を三者凡退に抑えると勢いに乗った。「3ボールになることもあったが、そこから立て直すことができた」。ボール先行になってもカウントを整えられたことが快投につながった。最速は143キロを計測。伸びのある直球を軸に相手打線を力でねじ伏せた。中井哲之監督(59)は「よく投げてくれたと思う」とたたえた。

 広島秋季大会では背番号20だったが、活躍が評価されて背番号1を獲得。「うれしいです」。エースナンバーを背負う自覚と責任を持ち、この日は見事に期待に応えた。

 帽子のつばには「氣」の一文字が書かれている。「気持ちが足りないので、強く持つように」と理由を説明した。ピンチの時はつばを触って、もう一度攻めの投球を意識するように努めている。

 次戦は優勝候補の下関国際と激突する。「うちより強いところ。当たって砕けろの気持ちで」と意気込んだ指揮官。急成長を遂げたエースが柱となり、チームを3年ぶりとなる春の聖地へと導いていく。

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