「日本ハム４－３オリックス」（１７日、札幌ドーム）

　試合後に日本ハム・斎藤佑樹投手の引退セレモニーが行われた。

　偉大な先輩として慕ってきた杉谷も涙が止まらなかった。野手陣の代表として花束を贈呈。記念撮影では隣に座り、最後まで斎藤のそばを離れなかった。

　サプライズ演出をしたのも杉谷だった。斎藤のスピーチが終わり、胴上げ後、大型ビジョンに杉谷が登場。「佑樹さん、今日ここ鎌ケ谷で熱い気持ちを届けます！」と呼びかけると、場内には斎藤の登場曲「勇気１００％」が流れた。

　映像では２軍の選手たちが大合唱。清宮が先陣を切ってソロで歌い、吉田輝は背中をのけぞらせながら金足農業高校時代の“全力校歌”を思わせる歌い方で熱唱。さびは全員が肩を組んで歌い、斎藤に感謝の思いを伝えた。

　杉谷はＳＮＳで斎藤へに感謝。高校１年夏に初めて出会い、「夢舞台で躍動する姿に憧れ、あの日からずっと、斎藤佑樹という人間に惹かれ続けています。誰に対しても優しく、常に前向き。一切の弱音を吐かない、真っ直ぐな人でした」などと振り返った。