斎藤佑樹の引退試合 四球で「みんなに迷惑」も日本ハム勝利 オリックス手痛い敗戦

7回、日本ハムナインを迎える斎藤(撮影・堀内翔)
7回、好リリーフを見せた堀(左)を迎える斎藤(撮影・堀内翔)
7回途中、降板する斎藤
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 「日本ハム4-3オリックス」(17日、札幌ドーム)

 日本ハムは斎藤佑樹投手の引退登板を白星で飾った。斎藤自身は4-3で迎えた七回に登板し、福田に対して四球を出してプロ11年間のマウンドに別れを告げた。その後、七回の残りは堀、八回はB・ロドリゲス、九回は杉浦が抑えた。

 日本ハムは四回、1-1から王柏融の9号ソロなどで3点をリード。上沢が6回3失点とまとめて、七回の最初から斎藤がマウンドに立った。

 初球は129キロでストライク。2球目は外れ、3球目は125キロをファウル。1球ごとに客席から拍手が起こり、ベンチも総立ちで前のめりになって勇姿を見守った。追い込んだが、ボール、ファウルと続き、6球目もボールでフルカウントに。勝負の7球目は外角に外れて、四球となった。

 内野手がマウンドに集まり、笑顔を見せていた斎藤だったが、ベンチに戻り栗山監督に声をかけられると、涙を抑えきれなかった。涙を流しながら、救援の堀が七回を抑える様子を見届けた。

 斎藤は「最後の最後までみんなに迷惑をかけてしまいました。(堀)瑞輝が抑えてあの回をしのいでくれたので、本当によかったです」と安ど。「ファンの方々の拍手が最後投げる力の後押しをしてくれました」と感謝した。その後も救援陣がリレーをつないで逃げ切った。

 優勝がかかるオリックスは、全ての試合が負けられない一戦。八回には2死一、二塁をつくったが、代打・山足は二ゴロに倒れた。九回も走者を出せなかった。

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