斎藤佑樹 四球で「最後の最後までみんなに迷惑を」救援の堀が抑え安ど ファンに感謝
「日本ハム-オリックス」(17日、札幌ドーム)
日本ハムの斎藤佑樹投手が七回の最初から登板した。先発・上沢の後を受けて2番手でマウンドへ。最後の登板は打者1人に対して四球で、救援の堀に迷惑をかけてしまったことを申し訳なさそうにするコメントをした。
斎藤は「最後の最後までみんなに迷惑をかけてしまいました。(堀)瑞輝が抑えてあの回をしのいでくれたので、本当によかったです」と安どしていた。「ファンの方々の拍手が最後投げる力の後押しをしてくれました」と感謝した。
七回、4-3と1点をリードした場面で登板し、福田と対戦した。初球は129キロでストライク。2球目は外れ、3球目は125キロをファウル。1球ごとに客席から拍手が起こり、ベンチも総立ちで前のめりになって勇姿を見守った。追い込んだが、ボール、ファウルと続き、6球目もボールでフルカウントに。勝負の7球目は外角に外れた。
内野手が集まったマウンド上では笑顔を見せていた斎藤だったが、ベンチに引き揚げ、栗山監督から何か声をかけられると、涙があふれ出た。その後も、涙を流しながら戦況を見守った。
3番手の堀は、宗にバントで二塁に送られ得点圏に走者を背負ったが、紅林、杉本を打ち取って無失点で終えた。そのため、走者を出した斎藤にも失点はつかなかった。