市和歌山 新エース米田でセンバツ“王手” 10K1失点完投「まずは4強」
「秋季高校野球近畿大会・1回戦、市和歌山2-1神戸学院大付」(16日、皇子山球場)
市和歌山が神戸学院大付を接戦で下して準々決勝進出を決め、2年連続のセンバツ出場に“王手”をかけた。
新エースが躍動した。来秋ドラフト候補の最速148キロ右腕・米田天翼投手(2年)が、9回を7安打1失点で完投。序盤は制球が定まらず苦しんだが、「自信のあるストレートで押し込めば抑えられると考え直した」と六回以降は尻上がりに調子を上げ、10奪三振で圧倒した。
今秋のドラフトでDeNAに1位指名された小園には、カットボールやツーシームなどの変化球を教わった。「来年自分も同じ立場でドラフトを迎えたい」と目を輝かせつつ、「まずは4強に入ってセンバツを決める」と目の前の試合に全力を注ぐことを誓った。