ヤクルト 足踏みM6 目前Vへ止まってられない 高津監督「目の前の試合に集中」

 5回、途中降板する先発・石川
 8回、試合を見つめる高津監督
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 「ヤクルト3-5中日」(16日、神宮球場)

 耐えて、踏ん張るもあと一歩届かなかった。ヤクルト・高津監督は敗戦の悔しさをこらえ、次戦へ表情を引き締め直す。「打つ方も投げる方も、食らいついていく気持ちをもって戦いたい」。優勝マジック「6」を減らせず、最短優勝は20日となった。

 無念の途中降板に、石川が悔しさを露わにした。守れなかった1点の援護点。雨が降りしきる中で懸命に腕を振ったが、五回だった。根尾に同点適時打を浴びると、ビシエド、高橋周の連続適時打で一気に4点を失った。

 石川はここまで15試合に先発し、自責点が3点以上はこの試合が2度目。踏ん張り続けてきたベテランだっただけに、高津監督も4回2/3を4失点の内容に「あと1人、あと1球というところまでいったんだけどね」と無念そうに振り返った。

 打線も要所で決定打を欠いた。3点を追う五回。先頭のサンタナが一発を放ち、指揮官は「雰囲気が変わるかな」と期待を寄せた。その後の2死一、二塁で山田が左前適時打を放つが、2死満塁でオスナは一飛。八回は先頭の山田が放った中前打を生かせなかった。

 シーズン終盤の連戦で疲労もピークだ。それでも全員野球でここまで来た。残りは9試合。「目の前の一試合に集中して、勝つためにどうするかを考えて戦いたい」とは高津監督。最後に笑うため、チーム一丸で乗り越える。

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