ソフトバンク・柳田 意地の一発 83打席ぶり28号「モヤモヤしていた」
「ロッテ4-10ソフトバンク」(16日、ZOZOマリンスタジアム)
ネバーギブアップの精神がバットに乗り移った。初回に3点を先制された直後の二回。2点を返してなおも2死一、二塁から、ソフトバンク・柳田が二木の外角直球を左翼ホームランラグーンに突き刺した。「少し詰まったけど振り抜くことができた」。9月23日のロッテ戦以来となる28号は、値千金の決勝3ランとなった。
27号を放ってから20試合目、83打席ぶりのアーチは、今季の最長ブランクを経て飛び出したもの。「自分のスイングが駄目だったので。モヤモヤしていた」。敵地を黙らせた一振りで、一挙5点の逆転劇を締めくくった。
本塁打争いでは、トップのオリックス・杉本に4本差。「いいスイングをより多くできるように。それだけです」。17日に敗れるとBクラス確定の可能性もあるが、最後までチームのために戦う。