広陵 3年ぶりセンバツへ攻めの野球 秋季中国大会1回戦で倉吉総合産と対戦

 来春のセンバツ出場校の重要な資料となる秋季中国大会(22~31日・西京きずなスタジアムほか)の組み合わせ抽選会が15日、岡山県倉敷市で行われた。広島3位で3年ぶりのセンバツ出場を目指す広陵は1回戦で倉吉総合産(鳥取2位)との対戦が決まった。中井哲之監督(59)は、攻めの姿勢を貫いて甲子園出場への切符をつかむことに意欲を示した。

 虎視たんたんと頂点を見据えている。2019年以来、3年ぶりのセンバツ出場を目標に掲げる広陵。中井監督は「もちろん、ウチは優勝しないと甲子園に出られないので、そのつもりで。挑戦者なので受け身にならず、向かっていく野球をしたい」と攻めの姿勢を示した。

 県大会は準決勝で広島商に4-8で敗戦。だが3日の3位決定戦で広島工大高を9-2で下し、3年ぶりの中国大会出場を決めた。初回に5点を挙げ、八回にも4点を追加。投げては先発・森山陽一朗投手(2年)が9回8安打2失点で完投した。指揮官は「公式戦の完投は大きい」と、中国大会での活躍にも期待を寄せた。

 打の中心は1番を打つ中川将心外野手(2年)。「1番(打者)がしっかりしないと。アウトのなり方も重視している」と、打線全体に活気を与える役割を自覚する。優勝に向けて必要なことを問われると「平常心で野球をやること」と頼もしく言い切った。

 コロナ禍の影響で、例年より練習試合を行える数も少ない現状。だからこそ、新チームは「人に愛されて勝つチーム」をモットーに掲げて、汗を流してきた。「広陵らしい、ドシッとした野球をしたい」と中井監督。県3位からの巻き返しへ。伝統校の視界には、聖地だけが見えている。

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