オスナ逆転弾で空中戦制す!ヤクルトM6 いざ頂点へ最短19日に胴上げ

 「ヤクルト8-7巨人」(15日、神宮球場)

 たまった鬱憤(うっぷん)を、ヤクルトのホセ・オスナ内野手(28)が一振りで晴らした。両軍7発が飛び交う乱打戦。それでも助っ人のV弾がスタンドを揺らすと、仲間もお祭り騒ぎだ。「チーム一丸となった勝利だと思います」。さぁ、頂点へ。マジック6だ。

 これがオスナの“3倍返し”だ。1点差に詰め寄って迎えた七回無死一、二塁。3球目の内角低めの直球を強振した。手に残る確かな感触は、大きな本塁打を確信させた。

 この日は序盤から打ち合いだった。同じ助っ人のサンタナが2発を含む4安打3打点と大暴れする中、オスナは一回2死一、二塁、五回2死満塁の好機で凡退。「いい結果を残せていなかったので、いい球が来たら強いフライを打ってやろう」と悔しさを喜びに変えた。

 苦しい時間も仲間がいたから乗り越えられた。志願の早出練習をすれば、川端や若手選手らと合流。村上とも「スペイン語、英語、日本語で話すよ」と積極的に談笑。来日1年目でも「昔からチームにいるみたいな感覚」と感謝の思いは尽きない。

 頂点だけを目指して走り続けてきた今季も残り10試合。オスナはファンに「マタ、アシタ」と呼びかけた。とどまることを知らない燕の勢い。最短で19日に高津監督が舞う。

野球スコア速報

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス