オリックス、ラオウ一矢報いた!零敗防いだ 14日勝ち&楽天負けでM7点灯
「オリックス2-8ロッテ」(13日、京セラドーム大阪)
九回2死一塁。完封負け目前でオリックス・杉本が意地を見せた。そこまで抑え込まれてきた石川の2球目を捉え、右翼スタンドに飛び込む31号2ラン。
「こういった展開でしたが、なんとか一矢報いたいと思っていましたし、これをなんとか明日につなげていきたいと思います」
ロッテ戦だけで13本目の本塁打。球団では1969年の長池徳士に並ぶタイ記録。そして本塁打王争いでソフトバンク・柳田に4本差をつけた。
2位・ロッテとの天王山第2ラウンド。勝てば7年ぶりとなる優勝マジック7が点灯する好機だったが、石川の前に打線が沈黙。二回の1死一、三塁の好機もT-岡田は空振り三振、伏見は二飛に倒れた。ここにきてT-岡田は22打席、伏見は14打席無安打と疲れが見える。
中嶋監督は「振り返ってどうのこうの、言ってる場合じゃない。前を向いていくしかない。反省するところ、改善点とかいろいろあると思うので今からみんなで考えて。明日をどう戦うしか考えてない。それだけです。以上」と短く会見を切り上げた。
振り返ってはいられない。第3戦に敗れるか引き分けで逆にロッテにマジックが点灯する。先発に中13日と休養十分の宮城を立て、全員で取りに行く。