ヤクルト、M8 村上、39号V弾 バッチリ4番の仕事できっちり減らした

 「中日1-3ヤクルト」(13日、バンテリンドーム)

 敵地に駆けつけたつば九郎も見守る中、ヤクルト・村上が力強い言葉を紡いだ。「チームが優勝することしか見えていない。そのために僕が打点を稼がないといけない」。初めて経験する優勝争いの重圧。それでも39号V弾で、優勝マジックを「8」に減らした。

 貫禄の一撃だった。同点で迎えた六回。1死から山田が四球を選ぶと、村上がゆっくりと打席へ。「何とか点を取りたい」とバットを強く握った。すると松葉の2球目、カットボールを強振。左翼席まで運ぶ2ランで試合を決めた。

 9月26日の中日戦で38号を放って以降、アーチから遠ざかっていた。快音がなかなか響かずに停滞期を迎えていたが、「普通にやっていました」と焦りはなし。ヘッドスライディングで闘志むき出しのプレーを見せるなど、チームを鼓舞し続けていた。

 11日に行われたドラフト会議。結果はニュースなどでチェックしたという。すると、阪神のドラフト2位・鈴木(創価大)、同3位・桐敷(新潟医療福祉大)や、4球団競合の西武の同1位・隅田(西日本工大)も対戦したい相手に、村上を指名した。

 「抑えられたくない。同級生なので、僕も負けじと打てるように頑張ります」

 目標はもっと高みにある。史上最年少40本塁打に王手をかける39本塁打はリーグトップ。107打点はトップタイだ。「ここまできたら本当に優勝したい」。視界に捉えた2冠も糧に、頂点まで突っ走る。

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