ソフトバンク V完全消滅 東浜7回0封4勝目も「自分にいらだち」
「日本ハム0-5ソフトバンク」(12日、札幌ドーム)
不振に苦しんできたソフトバンク・東浜巨投手が必死に腕を振った。7回無失点で4勝目。だが、首位・オリックスが引き分け、リーグVの可能性が完全に消滅した。チームの低迷の一因になっていた右腕は「やっと(4勝目)か、と自分にいらだちもある」と試合後も表情は硬かった。
ここ3試合は5回を投げ切れていなかった。ただ、CS進出を狙う上で、最下位の日本ハムに負けるわけにはいかない。最速153キロを計測し、二回2死満塁はシンカーで清水を空振り三振。8月14日の日本ハム戦(ペイペイ)以来の白星をつかんだ。
13日からは5ゲーム差の3位・楽天との2連戦。工藤監督は「最後いい形で終われるように」。リーグ連覇は逃したが、5年連続日本一はまだ現実にできる。奇跡の実現に向けて一戦必勝で臨む。