巨人・菅野、海外FA権取得「素直にうれしい」 昨年ポスティング目指すも断念
巨人・菅野智之投手(32)が11日、出場選手登録日数が規定の9年に達し、海外FA権を取得した。
昨オフにポスティングシステムを利用してのメジャーリーグ挑戦を目指したが、「100%自分の中で納得できるものがなかった」と移籍を断念した。右腕は球団を通じ「長く1軍でプレーできたことの証しなので素直にうれしいですし、ここまでサポートしてくださった皆さんに感謝しています。野球人生の励みにして、さらに自身を高めていけるように」とコメントを寄せた。
今年以降の大リーグ挑戦を見据えて臨んだ今季は、故障や不振もあり4度の出場選手登録抹消を経験。5勝7敗、防御率3・30にとどまっているが、7日・ヤクルト戦(神宮)では6回無安打無失点の好投を見せるなど本来の輝きを取り戻しつつある。
次回は中5日で13日・阪神戦(東京ド)に先発予定。優勝は厳しい状況だが、ポストシーズンを見据えて2位の阪神にイヤなイメージを植え付けていく。