英明V 延長十回一挙7点で香川制す エース寒川が猛攻点火V二塁打

 「秋季高校野球香川大会・決勝、英明9-2尽誠学園」(10日、レクザムスタジアム)

 延長十回に英明が一挙7点の猛攻を見せ、4年ぶり4度目の秋優勝。県1位での四国大会進出を決めた。2位は尽誠学園。3位決定戦は四国学院大香川西が打ち合いを制し、11年ぶり5度目の出場を決めた。春のセンバツ出場をかけた四国大会は来月23日から愛媛県で開幕する。

 2-2の同点、延長十回、無死一、二塁のチャンス。エース・寒川航希投手(2年)が「みんながつくってくれたチャンス。絶対かえしたかった」と、フルスイングで右中間へ。適時二塁打で待望の勝ち越し点をたたき出した。エースの一打に打線も奮起。徳永光希内野手(2年)の3ランなど、打者13人の猛攻で7点を奪った。

 投げては決勝までの4試合全てで、2桁得点の相手打線と真っ向勝負。「先頭打者を出さないことを意識した」という言葉通り、初回以外は先頭を出さず、10安打を浴びながらも要所を締めて10回を2失点に抑えた。

 優勝候補にも挙げられた今大会、初戦の高松桜井戦で5失策。打線も思うようにつながらず、苦戦のスタートとなった。主将の仁木千聖捕手(2年)の「やるべきことをやろう」という声がけの下、試合で出た課題に全力で取り組み、1試合ごとに成長。準々決勝では夏の甲子園に出場した高松商を接戦で撃破した。香川純平監督(36)も「選手たちが課題をスピーディーにつぶし、積み上げていった結果」と目を細める。

 四国大会へ向け「もっと強いチームがいる。気を引き締めたい」と寒川。新チーム始動から目標に掲げてきた「春のセンバツ出場」へ、まだ頬は緩めない。

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