ヤクルト・田口が再び糸井斬り 初戦反省のガッツポーズは「我慢しました」
「ヤクルト6-4阪神」(10日、神宮球場)
ヤクルトが逆転勝ちを飾り、優勝マジックを9とした。
一進一退の攻防が続いた試合で、流れを引き寄せたのはリリーフ陣だった。先発石川が四回途中4失点で降板したが、五回以降は無失点。同点の六回は1死一、二塁で登板した田口が糸井を空振り三振。さらに2死満塁とピンチが広がったが、島田を空振り三振に仕留めた。その裏に、味方が勝ち越した。
田口は「中継ぎで大事な局面で投げさせてもらっている。どんな形でもアウトを取るという気持ちで挑みました」と気迫全開。8日の対戦では糸井から同じように三振を奪い、激しくガッツポーズをしたことを反省。SNSに「相手選手へのリスペクトが欠けていた」とつづっていた。
この日は糸井を抑えてガッツポーズがなかったことを問われると、「いえ、まだツーアウト、やって打たれたらやばいので我慢しました」と冷静さも忘れず。それでも、島田を抑えるとこぶしを突き上げ、「出ちゃいました」と笑った。
巨人からトレードで加入し、いまやヤクルトに欠かせない貴重な左腕。「原動力はスワローズの仲間。ファンの方が足を運んでくれるので、それがパワーです」とうなずいた。