ロッテ失速3連敗 井口監督「初回もったいない」 貧打深刻21試合連続1桁安打
「日本ハム4-2ロッテ」(9日、札幌ドーム)
まさかの失速だ。打線がつながりを欠き、四回に藤岡の適時打で2点を奪うのがやっと。最下位・日本ハムにカード負け越しで、優勝が遠のく3連敗。ロッテ・井口資仁監督(46)は「初回がもったいないというか。盗塁失敗と得点圏で。取れるところで(点を)取れてない」と敗因を挙げた。
初回無死一、三塁は一走・和田が二盗失敗。1死三塁からは中村奨が空振り三振に倒れた。さらに2死一、三塁でレアードが見逃し三振に倒れ、絶好機をつぶした。五回以降は1安打に抑えられた。
主将の中村奨に元気がない。初回の先制機に続いて、七回2死一、二塁も三ゴロ。得点圏で走者を返せない。井口監督は「チャンスで何度も回ってきている。こういうところで頑張っていかないといけない」と復調を願った。
しぶとさが持ち味のマリーンズ打線だが、21試合連続1桁安打と苦しい内容が続く。さらに首位・オリックスが勝ったため3ゲーム差に広がった。逆転優勝へ打線の奮起が求められる。