ヤクルト・村上 先制呼び込む闘魂ヘッスラ 高津監督も称賛「全力で戦ってる証拠」

 「ヤクルト3-2巨人」(5日、神宮球場)

 6年ぶりの頂点を目指す残り20試合。大事な一戦で、主砲の気迫が勝利を呼び込んだ。両チーム無得点の三回1死一、三塁でヤクルト・村上。二遊間を襲う強烈なゴロは遊撃・坂本に好捕されるも、一塁へ執念のヘッドスライディングを見せ、併殺崩れで先制点をもぎ取った。

 「全力で戦って1点を取りに行っている証拠。そういう1点が取れた」と高津監督が称賛したプレー。土にまみれたユニホームで立つ村上の姿が、攻撃陣を奮い立たせた。

 続く1点リードの四回には先頭の西浦が左翼席へ4号ソロ。「(村上が)ああいうプレーをやってくれると、みんなが盛り上がる。俺もやってやろうという気持ちになる」と若き主砲の思いに応える一発。さらにサンタナも14号ソロで続き、巨人・高橋をKOした。

 試合前に「チームを勝利に導く4番の打撃は、これまで以上に大事になる」と村上への期待を口にした高津監督。この日は豪快な一発こそ出なかったが、その存在感でチームを勝利へと導いた。

 優勝を争う巨人、阪神との大事な6連戦初戦での勝利。そして01年以来、20年ぶりの貯金20とした。「いい数字ですね。今日はいいゲームだったと思う」。指揮官の笑顔が、成長を続けるチームへの手応えを物語った。

野球スコア速報

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス