ヤクルト・山田 1点差でここぞの主将弾 連勝で首位堅守!最短5日M14点灯

 「広島5-9ヤクルト」(2日、マツダスタジアム)

 秋晴れとなった広島の空に、大きなアーチがかかった。ヤクルト・山田が一振りで決める。「チャンスで打ててよかったです」。33号2ランを含む3打点で打線をけん引。連勝で首位堅守だ。目指す頂点へと、主将が力強く導く。

 1点差に迫られて迎えた六回だ。先頭の青木が左前打で出塁すると、山田が打席へ。2球目だった。137キロの高めに浮いた直球を見逃さない。左翼席へ一直線に運んだ33号2ランで、2試合ぶりの一発を放った。

 結果と姿勢で、チームを引っ張る。自身の状態を見極めながら、今季は早出特打に励む日もある。今季はこれで33本目のアーチで、リーグ単独3位に浮上。同僚の村上、巨人・岡本和の38本を猛追しており、打点もこの日で90打点となった。

 今季から志願して背負った主将。ユニホームの袖でなびく「C」のマークが「燕になっていて、上がっているところ」がお気に入りだという。キャンプイン前日のミーティングでは改めて「2年連続最下位のチームがAクラス、優勝を目指す。みんなで頑張っていこうという話もした」と表情を引き締めた。

 2位・阪神も勝利したためゲーム差は変わらず、最短で5日に優勝マジック「14」が点灯する。「勝利に貢献するプレーを先頭に立ってしたいなと思っているので」。上昇燕をけん引するのは、山田しかいない。

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