楽天・則本昂 3年ぶり2桁星 今季自己最多127球投げきった
「オリックス3-4楽天」(24日、京セラドーム大阪)
薄氷を踏む思いで、3年ぶりの2桁勝利を手にした。楽天・則本昂が7回1/3を7安打3失点で10勝目。1点リードの九回には宋家豪が1死満塁のピンチをしのいだのを見届け「チーム全員で1点を抑えてくれると信じていた。勝ちたいという気持ちが上回ったから勝てたかな」と胸を張った。
決死の覚悟を持って登板に臨んでいた。「この3連戦を勝ち切らないと優勝は見えてこない」。思いは球威にも表れていた。七回に投じた116球目で、この日最速の156キロを記録。序盤から得点圏に走者を背負うも、3失点にまとめ、今季自己最多の127球を投げ抜いた。
これで2位・オリックスとは1・5差。右腕の熱投を足がかりに、今カードでまくってみせる。