楽天則本昂 序盤から執着したフォークが「中盤に効いてくれた」 3年ぶりの2桁勝利

10勝目を挙げた楽天・則本昂=京セラドーム大阪(撮影・神子素慎一)
勝利を喜ぶ楽天ナイン=京セラドーム大阪(撮影・神子素慎一)
 9回、ベンチから声を張り上げる楽天・則本昂=京セラドーム大阪(撮影・神子素慎一)
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 「オリックス3-4楽天」(24日、京セラドーム大阪)

 楽天の先発・則本昂大投手(30)が7回1/3を投げて7安打3失点、今季自己最多の127球の熱投を見せ、10勝目を挙げた。3年ぶりの2桁勝利を手にし「すごくうれしいですし、チームが勝って本当に良かったと思います」とホッと息をついた。

 序盤から走者を背負う投球。特にフォークを見極められる場面が目立ち、「見逃されても辛抱強く投げることが大事だと思っていた」という右腕。根気よく低めを突き続けていくことで徐々に空振りも増えていき、「今考えるとちょっとフォークボールに執着しすぎたかなというのはあるんですけど逆に、中盤にそれが効いてくれたので良かったのかなと思います」とうなずいた。

 1点リードの九回には宋家豪が1死三塁のピンチを招くも「チーム全員で1点を抑えてくれると信じていたので。ウチのチームの方が勝ちたいという気持ちが上回ったから勝てたかなと思います」と則本昂。「この3連戦を勝ち切らないと優勝は見えてこない」という覚悟を投球で体現し、節目の10勝目を手にした。

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