巨人13点大勝 執念采配!初回いきなり坂本に犠打 原監督満足「良いゲーム」

 「広島0-13巨人」(22日、マツダスタジアム)

 積もりに積もった鬱憤(うっぷん)を晴らした。優勝戦線から脱落する可能性が高まった中、今月初の2桁13得点で大勝。巨人・原辰徳監督は「きょうは、非の打ちどころのない良いゲームだった」と満足そうに、うなずいた。

 「主導権はいつでも握りたい」と初回にいきなり執念を見せた。先頭の吉川が相手の失策で出塁し、続く松原は内野安打で無死一、二塁と好機を拡大。ここで指揮官は「流れの中で、もらったような一、二塁という展開。そういうものをより大きなものにしたい」と3番・坂本に送りバントを指示した。

 坂本は「いつも通りのことだと思います」と初球を投前に転がし、今季2個目の犠打をきっちり決め、1死二、三塁と好機が拡大。4番・岡本和は「勇人(坂本)さんが送ってくれたので何とか、かえそうと」とコンパクトに中前に運び2点を先制。主軸2人が流れを呼び込み、三回と八回にいずれも打者一巡の猛攻で大量得点を奪い、相手を圧倒した。

 前夜の完封負けのショックを振り払い、連敗を阻止した。三つどもえのV争いに生き残るために意地を見せた。主将の坂本は「いい勝ち方をしたので、あしたが大事」。ワンチームで9月初の連勝をつかみ、勢いを取り戻す。

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