巨人 中田翔は“起爆剤”となるか「打順は7番くらいにおくのが面白い」評論家の視点

 巨人は21日からの広島3連戦で、中田翔が1軍に再昇格する。優勝争いの佳境を迎えるシーズン最終盤で“起爆剤”となるのか、注目が集まる。

 8月に日本ハムから無償トレードで加入後は1軍で不振にあえいでいたが、2軍降格後は6試合で打率5割、4本塁打、13打点をマーク。デイリースポーツ評論家の関本四十四氏は「前とは違う」と語る。

 「2軍の試合を見ても、スイングにブレがない。2軍相手とはいえ、右投手の外角ボール球を手の届かないようなスイングをすることもないし、片手スイングもない。日本ハム時代を含めてここ何年間でも状態はいいんじゃないか」

 2軍降格となった10日間で、中田にどのような変化があったのか。長嶋茂雄終身名誉監督や阿部2軍監督の指導も受けたが、関本氏は「技術面より精神面での変化が大きいのではないか。日本ハムにいたら、謹慎が解けるのかなというくらいの時期だと思うが、急なトレードでの戸惑いも消え、ジャイアンツにも慣れてきた。覚悟も決まり、今は『結果を出したい』という一点だけに集中できているのだろう」とした。

 今季の巨人は岡本和の後ろを打つ5番が流動的。5番の打率・241と“課題”のひとつでもある。現在は亀井や中島が務めているが、中田が復帰即5番で起用される可能性もある。ただ、関本氏は「打順は7番くらいにおくのが面白いのではないか。2軍の打撃を見ていても、少し気楽に打たせたほうがいいだろう。それとヤクルトはサンタナ、DeNAもソトや牧が下位打線にいる。投手の目線でも下位打線に一発のある打者がいるのは嫌なんだよな」という。

 残り27試合で首位・阪神とは2・5ゲーム差の3位。ヤクルトを含めた三つどもえのペナントレースは大混戦となっている。3チームともに決め手を欠いている状況のなか、中田が巨人の“起爆剤”となる可能性も秘めている。

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