社・堀田 制球力抜群で神港に完封勝ち
「秋季高校野球兵庫大会・2回戦、社2-0神港学園」(19日、姫路ウインク球場)
社は神港学園との接戦を制し16強入り。堀田柊投手(2年)が県大会初の完封勝利でチームを勝利に導いた。
堀田は、奪三振2ながら与えた四球はわずかに1つ。「大事なところで逆球がなかった」と精密機械のように凡打の山を築いた。
光る制球力はプロ野球選手のお墨付きだ。広島・石原貴規捕手とは実家が近所で堀田が所属した甲子園リトルシニアのOB。中学2年時には、当時天理大の石原に投球を受けてもらい「コントロールいいな!」と声を掛けられた。この言葉で制球力に自信が持てるようになった。
神港学園相手に成し遂げた県大会初完封に、「自分の力がここまでついたのか」と手応えを得た堀田。背番号10の“精密右腕”が04年春以来の聖地出場の鍵を握る。