広島新庄 魔さかコールド負け 集中打浴び11失点 3季連続甲子園霧散

 「秋季高校野球広島大会・1回戦、広島商11-1広島新庄」(19日、みよし総合運動公園野球場)

 1回戦8試合が行われ、広島新庄は1-11で広島商に五回コールド負け。来春の選抜切符獲得を逃し、今年の春、夏に続く3季連続となる甲子園出場の夢が断たれた。広陵は13-2で海田に五回コールド勝ち。呉、盈進なども勝ち上がった。2回戦は25日に行われる。

 まさかの初戦大敗で、甲子園3季連続出場の夢はあっけなく断たれた。五回の攻撃も無得点に終わり、コールド負けが決まると、広島新庄ナインはぼう然とした表情で試合終了の列に並んだ。

 初回、幸先良く先取点を奪ったが、エース左腕の中村太人投手(2年)が二回2死から広島商に集中打を浴びた。救援した奥野谷栄須投手(2年)も勢いを止められず、一挙7点を失った。

 3投手が計15安打を浴び、打線は4安打1得点。守備の乱れも多く出た。宇多村聡監督(34)は「投手は投げること、打者はしっかり振ること、守りはきっちり取ること、すべてがまだまだ実力不足」と厳しい表情で指摘した。

 今年はセンバツ、選手権と2季連続で甲子園に出場した。しかし、新チームのメンバーで、今夏の甲子園でベンチ入りしていたのは河野優輝内野手(1年)のみ。経験不足に加え、コロナ禍で練習試合を十分に組めなかったことも響いた。

 金沢涼称主将(2年)は「秋はもう試合ができなくなってしまったけど、その分、練習する時間が増える。自分たちの課題を見つけてチームを作り直したい」と出直しを誓った。

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