巨人の新助っ人ハイネマンは救世主になれるか 内田順三氏が分析

 巨人に途中加入したスコット・ハイネマン外野手(28)。15日のDeNA戦(東京ドーム)では攻守に活躍し、九回逆転サヨナラ勝ちの流れを呼び込んだ。逆転優勝を狙うチームの救世主になるか。デイリースポーツウェブ評論家・内田順三氏に印象を聞いた。

   ◇  ◇

 肩も強く守備力はあり、スピードもある。気持ちも前面に出ているよね。日本人というのはチーム状態が悪くなるとどうしても連鎖してしまうことがある。そうなった場合に打破してほしいのが助っ人なんだけど、15日の試合では期待通りの活躍をしてくれたのではないか。

 打撃について技術的な話をすると、ステップが小さく、柔らかさを感じる。頭も前には出ていかず、バットは出てくる。力で対応しようというのはないし、ミート力があって、バランスのいいタイプだなと思う。狭い東京ドームなら一発もある。自分は好きなタイプだね。

 気になったのはウエイティングサークルでスイングしていた際、アッパー気味に振っていたから高めへの対応がどうなのかなと。アメリカとの配球の違いに慣れるかどうかも重要なポイント。日本はバッティングカウントでも、かわしたり高低を使ったりするから。映像やデータでイメージ作りをできるか、準備していく必要があるだろう。

 今年は外国人野手ふたりが退団となったこともあり、右打ちの野手が少なかった。クライマックスシリーズを含めて先を見据えても、これから戦力になるでしょう。途中から対応するのはなかなか大変だが、先述したようなバランスのいいタイプだから機能する可能性は十分にあるよ。チームとしては残り30試合で何とか流れに乗ってほしいと思っているはず。個の力ではなく、打線のつながりの中に入っていけるような活躍を期待したいね。

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