高野連 天理の監督と部長を厳重注意 プロ志望届提出前に阪神と面談

 日本高野連は15日に審査委員会を開き、阪神がプロ志望届の提出前に天理・達孝太投手(3年)と面談を行ったことについての対応を協議。その結果、天理の笠井要一部長と中村良二監督に厳重注意措置の指導、再発防止のための改善計画書の提出を求めたことを発表した。

 8月31日に中村監督は阪神スカウトから進路調査書を受け取り、日程調整をしたうえで7日に面談を実施。その時点で達はプロ志望届を出しておらず、10日に奈良県高野連に提出した。

 同連盟は「高等学校野球部員のプロ野球団との関係についての規定」を設けており、第3条にはプロ野球団との交渉は提出翌日以降と記されている。阪神と天理はこの規定に違反した形となり、問題に発展した。

 尾上良宏審議委員長は「部長、監督は誤った認識を持っていた。故意ではないが注意義務違反があったことは間違いない」と説明。「どうして基本的な所ができなかったのか不思議な気持ち」と心境を吐露し、「再発防止に努めていただきたい」と促した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス