ENEOS・加藤、V呼ぶ好救援 雨ニモ負ケズ6回1/3を4安打0封
「都市対抗野球西関東2次予選・代表決定リーグ戦、ENEOS5-1東芝」(14日、横浜スタジアム)
最速147キロ左腕で来秋ドラフト候補のENEOS・加藤三範投手(23)が雨にも負けず好救援を披露した。二回途中から登板し、6回1/3を4安打無失点。「どのタイミングでも行ける準備はしていた」とロングリリーフで流れを引き寄せた。
ぬかるむマウンドにも淡々とスコアボードにゼロを刻んだ。「丁寧に、低めに投げるようにしていました」と悪条件の中でも四球は1つのみ。ステップ幅を半歩狭くしながらうまく対応し、逆転勝利へ導いた。
筑波大時代は昨秋のドラフトで指名漏れしたが、社会人の名門で1年目から躍動する。この日の勝利で2年連続51度目の本戦出場へ王手。元近鉄の大久保秀昭監督(52)からの信頼も厚く、15日の三菱重工East戦にも連投を辞さない覚悟だ。