ドラフト候補の京産大・北山、自己最速152キロで6回2失点 プロは「ずっと目標」

 「関西六大学野球、神院大2-0京産大」(11日、ほっともっとフィールド神戸)

 ドラフト候補の京産大・北山亘基投手(4年・京都成章)が、秋季リーグ戦の1戦目に先発。ネット裏に集まった9球団の熱視線を受けながら、6回を5安打2失点と力投したが、チームは完封負けを喫した。

 初回、先頭の猪奥に対しての3球目で球場のスピードガンは自己最速を1キロ更新する152キロを表示。2死三塁から右前打を浴びて1点先制を許したが、序盤から伸びのある直球を投じた。二回以降は「真っすぐにしぼられていたので」とスライダーやフォークなどの変化球を多投。打たせて取る投球にシフトチェンジし、違った一面も見せた。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響により、7月上旬から8月中旬までは一切練習することができず、寮の自室でストレッチや体幹トレーニングなどをして過ごした。実戦は練習再開後の紅白戦のみで、対外試合は春季リーグ戦以降初という厳しい状況を強いられたが、「ある程度試合を作れるところまで持っていけた。真っすぐ自体は体に負担がない状態でスピードが出たのでよかった」と手応えをつかんだ。

 阪神・熊野スカウトは「春より力感なく冷静に投げていて、球が散らばる心配がなくなった。真っすぐは十分抑えられる力がある。あとは変化球の精度が上がってこれば状態ももっと上がってくると思う」と評価した。

 すでにプロ志望届を提出した北山。「ずっと目標にしてきた。リーグ戦で勝つことの延長線上にプロがあると思うので、今はチームを一番に考えて勝っていきたい」と気を引き締めた。

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