横浜 来春センバツ絶望的 部員コロナ感染で今秋神奈川大会を辞退
今夏の甲子園に出場した横浜が10日、複数部員の新型コロナウイルス感染によって、今秋の神奈川大会を辞退することを発表した。同大会では5日の2回戦を突破していたが、ホームページ上で「これ以上の感染拡大を防ぐために、出場を辞退することといたしました」と決断の理由を説明。11日の3回戦は、対戦予定だった山手学院の不戦勝となる。
秋季大会は来春センバツ出場へ向けた重要な参考資料となっているため、2季連続の聖地切符獲得は絶望的な状況となった。同校は2020年4月からOBである村田浩明監督(35)が就任。今夏の甲子園には3年ぶりに出場を果たし、3回戦まで進出していた。
新チームには夏の甲子園で大会史上初となる1年生の逆転サヨナラ本塁打をマークした緒方漣内野手ら主力が残っており、今秋の神奈川大会では優勝候補に挙げられていた。コロナ禍が直面し、早過ぎる“終戦”。甲子園春夏通算35度の出場を誇る名門が、不本意な形で大会を去った。