京大 初の近大戦1季2勝ならず「逃した魚はでかい」あと1人から逆転サヨナラ負け
「関西学生野球、近大6-5京大」(5日、わかさスタジアム京都)
4日に近大を相手に14年春以来の開幕戦白星を挙げた京大だったが、この日は惜しくもサヨナラ負けを喫した。京大は1982年の新リーグ発足以降、唯一近大から勝ち点を奪えていなかった。1シーズンで近大から2勝の初記録が懸かっていたが、今季は2試合総当たり制のため、あと一歩及ばず。初の開幕2連勝も逃した。
同点の六回には集中攻撃で突き放した。1死満塁から7番・松下和樹外野手(4年・明和)が右翼線適時二塁打を放ち2点を勝ち越すと、続く8番・愛澤祐亮捕手(4年・宇都宮)も1死二、三塁から左翼線に流す適時二塁打で2点を追加。この回一挙4得点を挙げた。
だが、3点リードの九回2死一、二塁から2本の適時打を浴びて同点。最後は2死一、三塁から痛恨のパスボールで決着が付いた。
青木孝守監督は「さすが近大さん。もう一息だったけど、こういう試合をして強くなっていくしかない。逃した魚はでかいなと思います」と悔やんだが、「集中打も出て、打てる手応えはあった」と打線に好感触を得た。