創価大・鈴木が11K完投!最速152キロ 10球団のスカウト前に堂々アピール
「東京新大学野球、創価大2-1東京国際大」(4日、東京国際グラウンド)
最速152キロ左腕で今秋ドラフト候補の創価大・鈴木勇斗投手(4年・鹿屋中央)が、3人態勢で視察した阪神など10球団21人のスカウト前で堂々の投球を披露した。9回4安打1失点完投勝利。雨が降る中、11三振を奪った。
ぬかるむマウンドにも動じなかった。西武の計測で148キロだった直球に「コントロールできていた」というスライダーを軸に選択。足元の緩さから高めに浮く可能性があったチェンジアップを封印し、六回までに奪った三振は2桁に達した。
部内の新型コロナウイルス感染で春は途中辞退となり、秋に懸ける思いは強い。楽天・後関スカウト部長は「要所でいいコースに決まっていた。安定感がある」と評価。大学屈指の左腕は「いいアピールができた」と上々の開幕を飾った。