星稜・林監督 来年3月末退任へ「就任時より10年間を一区切りと決めていた」
2019年夏の甲子園で準優勝し、奥川恭伸(ヤクルト)らのプロ選手を育てた高校野球の強豪、石川・星稜の林和成監督(46)が、来年3月末で退任することが3日、同校から発表された。後任は星稜中野球部の監督で、軟式野球で5度の日本一に導いた田中辰治氏(44)が務める。
同校OBの林監督は、米大リーグ・ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏の1学年下でともに甲子園に出場。11年4月に監督に就任し、春夏計8度の甲子園出場を果たした。今夏は部員などに新型コロナウイルスのクラスターが発生したため、県大会を途中で辞退していた。
林監督は同校を通じ「就任時より10年間を一区切りと決めていた。10年目はコロナの影響で戦えず、もう一年という思いで取り組んだ。『日本一』をはじめとして掲げた目標を成し遂げることができなかったのは心残りだが、次の世代にバトンを渡す決意に至った」などとコメントした。