大阪桐蔭15年ぶり夏2回戦敗退 西谷監督「うまく導いてやれなかった」4点差逆転負け

敗戦後整列する大阪桐蔭・西谷監督(右から3人目)(撮影・高部洋祐)
8回、山口(左)に勝ち越し打を許した大阪桐蔭・川原(撮影・坂部計介)
敗戦後、涙する大阪桐蔭・松浦(撮影・高部洋祐)
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 「全国高校野球選手権・2回戦、近江6-4大阪桐蔭」(23日、甲子園球場)

 大阪桐蔭が2回戦で姿を消した。二回までに4点のリードを奪いながら三回以降2安打に押さえられ、追加点を奪えず、逆転負けを喫した。

 西谷浩一監督は「前半の立ち上がりは仕留めていていい流れを持って来られたけど、その後、対応できなかった。子供たちの頑張りを監督がうまく導いてやれなかった」と振り返った。

 同点とされて迎えた八回。この回から2番手川原嗣貴投手(2年)が登板。無死から藤原夏暉内野手(3年)の失策で走者を許した。2者連続犠打失敗を誘い、2死としたが、この後、連続四球で満塁。途中出場の3番・山口蓮太朗内野手(3年)に右翼線への決勝2点二塁打を浴びた。

 二回までは圧勝する空気さえ見せていた。初回、2死満塁から宮下隼輔内野手(3年)の走者一掃二塁打で3点を先制。二回、8番・松尾汐恩捕手(2年)の中越えソロで4-0とリードを奪った。

 だが、三回以降は立ち直った近江・山田陽翔投手(2年)の前に六回まで1安打。七回から登板した岩佐直哉投手(3年)に対し、2死から藤原が三塁打で出塁したが、続く3番・池田陵真外野手(3年)が三振に倒れた。三回以降は両投手の前に2安打に押さえられた。

 西谷監督は「主将の池田を中心に3年間本当によく頑張ってくれた。大阪桐蔭の1の大きなページを作ってくれた」と選手たちをねぎらった。

 大阪桐蔭の夏2回戦敗退は06年、斎藤佑樹擁する早実に2-11で敗れて以来15年ぶり。今春の智弁学園に続いて近畿勢に敗れた。

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