ノースアジア大明桜・風間、四回まで“ノーノー”も降雨ノーゲーム
「全国高校野球選手権・1回戦、ノースアジア大明桜(降雨ノーゲーム)帯広農」(12日、甲子園球場)
今秋ドラフトの目玉で最速157キロ右腕のノースアジア大明桜・風間球打(きゅうた)投手(3年)の聖地デビュー戦は降雨のためノーゲームと仕切り直しになった。初回に今大会最速となる149キロを計測したが、変化球主体の投球。上々の立ち上がりを見せていた。
「とっさに考えました」と三回からは走者がいない場面でもノーワインドアップではなくセットポジションで投じるなど、悪条件の中で工夫を凝らすクレバーな姿も披露した。4回無安打無失点2四死球、毎回となる4奪三振。夏の甲子園では1998年の横浜・松坂大輔(現西武)以来となる史上24度目のノーヒットノーランも期待された中、「そういう記録も作りたかったんですけど、そこは切り替えて。気を引き締めて次の試合に臨みたい」と意気込んだ。