横浜 OBの西武・松坂から激励、大会中2度ドリンク差し入れ 23年ぶり夏制覇へ

 偉大な先輩の思いを胸に、新生・横浜が聖地へ挑む。村田浩明監督(35)が20年4月に就任して以降、初の全国舞台。1998年に甲子園春夏連覇を成し遂げたOB・松坂大輔(現西武)が、今季限りでユニホームを脱ぐ決断をしたタイミングとくしくも重なった。

 指揮官は「松坂さんが現役を引退される年に、甲子園に行けて本当によかった」とレジェンドとの縁をかみしめている。夏の神奈川大会中、松坂本人から2度のドリンクの差し入れや激励のメッセージが届いたという。「感謝しかなくて」と士気を高め、3年ぶり19度目の夏切符を勝ち取った。

 “平成の怪物”に加え、村田監督の同級生・涌井秀章(現楽天)らNPBに進んだ多くのOBから祝福や応援を受けた。改めて甲子園春夏通算5度の優勝を誇る伝統を実感。名門再建へまずは広島新庄との初戦を突破し、松坂先輩以来23年ぶりとなる夏の全国制覇へとつなげる。

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