侍・甲斐 5投手完封リード悲願の金!思わず本音ポロリ「苦しかった」

 「東京五輪・野球・決勝、日本2-0米国」(7日、横浜スタジアム)

 感慨深げだった。重圧から解き放たれたソフトバンク・甲斐の言葉に実感がこもる。「いやぁ、よかったです。本当によかった」。ジャパンの正妻としてけん引。決勝戦は先発・森下ら5投手をリードして完封勝利に貢献。悲願の金メダルは格別だ。

 最後まで仲間を信じた。先発・森下にはカーブを効果的にちりばめた配球で相手に的を絞らせなかった。六回はソフトバンクのチームメートで同じ育成出身の千賀とバッテリーを組み米国打線を封じた。「みんな本当に一生懸命投げてくれました」。大一番で無失点リレーを完成させた投手陣をねぎらった。

 試合後は思わず本音を漏らす場面も。「苦しかった」。開幕戦のドミニカ共和国戦では同点スクイズからサヨナラ勝ち。米国との準々決勝は延長十回タイブレークでサヨナラ打。その活躍が無ければ、金メダルへの道は閉ざされていても不思議ではなかった。

 「僕たちが一生懸命やって、勇気を届けられればと思っていた」と力を込めた甲斐。大舞台での存在感はひときわ、輝いていた。

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